Artist

アーティスト

ミルタ・アルバレス

Mirta Alvarez

タンゴ発祥の地、ブエノスアイレスで最も注目されるタンゴギタリストの一人であるミルタ・アルバレス。 ギターとの出会いは、彼女が8歳の時であった。ブエノスアイレス州で生まれたミルタは、アベジャネーダのポピュラー音楽学校にてアルゼンチンの伝説的タンゴギタリスト、アニバル・アリアスとファルクローレ奏者のケロ・パラシオスの2人のマエストロに学んだ。 タンゴとフォルクローレ、2つのスタイルのギターをマスターした彼女は現在、タンゴギター、タンゴ史、タンゴ鑑賞法を教える講師として同校で教鞭をとっている。

彼女のギター編曲は有名なタンゴオーケストラの名曲をソロギターで再現するもので、音楽と詩の対話を重要視している。
レパートリーはフリオ・デ・カロからアストル・ピアソラまで様々な曲を網羅し、それらのスタイルは自身の作曲にも反映されている。 彼女はタンゴの解釈を深めるためにタンゴダンスも練習に取り入れ、ダンサーが持つ即興性を賞賛している。

南米やヨーロッパの著名なフェスティバルに招待され、国際的に活躍している。
「国際タンゴ・ブエノスアイレス・フェスティバル」
「ギター・デル・ムンド」
「国際ギターフェスティバル」
「1RSギターフェスティバル・ポルトアレグレ」
「フェスティバル・エントレ・クアルダス」
「ペルー・ギター・フェスト」
「グラナダ・タンゴ・フェスティバル」
「第6回タンゴ・デ・アルメリア」
「第2回ロドリーゴ・ギター・フェスティバル」
「アンドレ・セゴビア・ファンデーション」
「セマナ・ギター・デ・ペトレル」
「第12回ジローナ・ギターフェスティバル」
「テンペレ・ギターフェスティバル」
「タリン・ギターフェスティバル」
「パッサウ、ジャズフェスティバル」
「アウグスティナー・ミューゼウム・ラッテンベルク」
「モンペリエ・ギターフェスティバル」などに出演。

独奏だけでなく、アンサンブル奏者としても注目されており、ロドルフォ・メデロスのタンゴ・グループや、ケロ・パラシオスのフォルクローレ・バンドに参加している。 またマユミ・ウルギノ(バイオリン)、ジェシカ・クーン(チェロ)、ファブリツィオ・ピエロニ(ピアノ)、ロドルフォ・コロンボ (ギター)らとのアンサンブルでも積極的に活動している。 歌手との共演も多く、スサナ・リナルディと<デュオ・サルテニョ>、やネスター・ファビアン、カルデナル・ドミンゲスらと頻繁に コラボレーションを行っている。他アーティストのアルバム参加としては、ハビエル・サンチェスの「ガウチョ・モデルノ」や トゥクマン・クアトロの「ヴェルソス・デ・アモール」、アレハンドロ・カプトの「ディヴィニトゥス21タンゴ」、そして最近ではスサナ・ リナルディ「コンミゴ」(2015年)などが挙げられる。

彼女名義のアルバムとしては、タンゴとフォルクローレのレパートリーを披露したデビュー作の「ミルタ・アルバレス・ギターラ」 (2006年)を皮切りに、2ndアルバム「タンゴ~6つの愛の道」(2011年)ではタンゴのレパートリーのみの作品を発表し、2016年 にはファビアン・カルボネとのデュオでアルバム「センティド」でアニバル・トロイロとロベルト・グレラへのオマージュを行っている。また編曲者としては、2018年にソロギターのタンゴアレンジ編曲を収録した「タンゴ・パラ・ギターラ」(MELOS、ブエノスアイレス)を出版している。

ミルタ・アルバレスは美しい女流タンゴギタリストとしてだけでなく、タンゴの本場ブエノスアイレスでタンゴとフォルクローレの最も正統的で華麗な表現者の一人と評価されている。